2011-06-25から1日間の記事一覧

桃山晴衣の音の足跡(21) 父との決別

桃山晴衣の『恋ひ恋ひて・うた三絃』は、彼女が私と出あうまでの半生記を書いたもので、その自叙伝は父、鹿島大治氏の影が大きく横たわっている。明治36年東京生まれの鹿島大治氏は父に鹿島清三郎、“写真大尽”とよばれた鹿島清兵衛の実弟を。清三郎は六年間…