2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

桃山晴衣の音の足跡(18)唄と浄瑠璃

「桃山晴衣の音の足跡」として筆を進めているうちに、関東東北津波大地震になり、被災地と原発危機の情報ばかりが耳目を覆うようになってしまっている。TVはほとんどNHKのニュースしかみていないのだが、それでもここ数週間、タレントや音楽家の被災地訪問や…

桃山晴衣の音の足跡(17)小唄の流れ

ぐずぐずと 泣きごと云うなよ 命があらば 復興するのも うでひとつ これは関東大震災のときにうたわれたという「復興節」の歌詞。先に演歌の「復興節」を紹介したが、この同名のうたは小唄である。 小唄で大震災の唄がうたわれていたとは思いもよらなかった…

立光学舎春季ライヴコンサートのお知らせ

今年の五月連休は、恒例のワークショップに変えてライヴコンサートを立光学舎で開催します。題して「ニッポン音楽復興節」、かんから三線を手に全国を流し唄い続ける若き歌手、岡大介(おかたいすけ)の明治大正演歌を中心にしたユニークな会です。 このとこ…

桃山晴衣の音の足跡(16)安政の大地震と清元お葉

まだまだ日本全土を東北関東大震災の暗い影が覆い続けている。桃山晴衣の音の足跡と題してこのブログを書いていても、ついつい地震のことが気がかりになってくる。そこで先に関東大震災と演歌師の添田知道氏のことを書いたが、今回も少し迂回し、江戸安政の…