2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

出版記念イヴェント

拙著『壁画洞窟の音』(青土社)とCD『暝響・壁画洞窟』『銅鐸』『サヌカイト』『縄文鼓』(日本伝統文化振興財団)の同時出版を記念して各地でトークおよびレクチャーの会を催していきます。そのまず第一回を東京の馬喰町ART+EATで行ないます。この会場は…

CD古代音楽の世界

新譜『暝響・壁画洞窟』と古代三部作『銅鐸』『サヌカイト』『縄文鼓』が数日前に一斉に発売になりました。さっそく新宿のタワーレコードで土取利行の古代音楽の世界を紹介する特別コーナーが設けられているとの知らせが届きました。この先、全国で多くの人…

CD古代三部作+「暝響・壁画洞窟』明日リリース

今日は明日リリースされる我がCDのご案内です。 発売されるのは、古代三部作として『銅鐸』『サヌカイト』『縄文鼓』と『暝響・壁画洞窟」の4枚です。 古代三部作は1980年代から単体で発売されてきた古代音楽の作品を今回初めてトータルリリースするもの。 …

著書「壁画洞窟の音」とCD「暝響・壁画洞窟」一斉発売

五月に来日したアフリカからの二人の友人について書いているが、少しここで中断し、近く一斉に発売される私の著書とCDについてお知らせさせていただきます。 著書は青土社から刊行される『壁画洞窟の音〜旧石器時代・音楽の源流をゆく」で、同出版社の拙著「…

ゴマ(NGOMA)

写真はウルヴィントーレの一員エマーブルが持参し、演奏したルワンダの太鼓ゴマ(ngoma)。ルワンダの王国時代、宮中に使える楽士たちが、王(mwami)を讃えるために演奏していたシンボリックな楽器である。 ルワンダ王国がいつ頃から始まったかは、文字によ…

TICAD×Renovation Project vol.4

5月25日(日)、ウルヴィントーレ公演三日目の最終日は『追跡』上演の後、ただちに舞台を同スタジオ裏に移して劇団員とドルシー、今回のもう一人のマリ共和国からのゲスト、美術家のアブドゥー・オウォログム、そして私が参加しての特別プロムが催された。三…

ガチャチャ裁判

先にルワンダではジェノサイドの裁判がいまだ続行されていると書いた。わたしたちにはあまり知らされていない話ではあるが、『追跡』上演の際に配布されたプログラムにルワンダの女性アリス・カレケジさんが書いたこの裁判制度の文章が掲載されていたので記…

ウルヴィントーレ『追跡』

1963年西ドイツのフランクフルトで始まった元アウシュヴィッツ収容所員に対する裁判を基に、二年後の1965年にペーター・ヴァイスが舞台作品として書いて上演した『追跡』は、東西ドイツの各地だけでなくヨーロッパ各国でもあらゆる演出家の手によって上演さ…

「ルワンダ94」から「追跡」へ

ルワンダでのジェノサイドを逃れたドルシーはフランス経由で、遂にベルギーへと辿り着いた。一般には知られていないリエージュという町の芸術創造集団グルポフに参加し、俳優の訓練を積んでいたドルシーは、やがて主宰者デルキュヴェルリーのもと、世界的な…