TICAD×Renovation Project vol.4

5月25日(日)、ウルヴィントーレ公演三日目の最終日は『追跡』上演の後、ただちに舞台を同スタジオ裏に移して劇団員とドルシー、今回のもう一人のマリ共和国からのゲスト、美術家のアブドゥー・オウォログム、そして私が参加しての特別プロムが催された。三つのパートに分け、最初は先に紹介したドルシーの『マレンボ』朗読、次が私のパーカッションに併せてアブドゥの即興ペインティングとウルヴィントーレのメンバーによる即興舞踊、そして最後にはグループ全員がコーラスで加わり、ドラマーで歌手のエマーブル・トゥワヒラのリードで次々とルワンダの歌と踊りへと展開。解体工事中で廃墟とかしたスタジオは熱気に包まれ観客も総立ちで踊り歌う。『追跡』では緊張感あふれる演技をしていたウルヴィントーレの面々が歌と踊りでまったく異なったパフォーマンスを繰り広げ、充実の三日間に幕が下りた。
 ドルシー・ルガンバ、レオン・アタナズ・マンダリ、リリアーヌ・マタビシ、トーマ・ニャルワナ、テオフィル・ンクンドゥワ、オリビエ・ランギラ、サングワ・サミュエル、エマーブル・トゥワヒラ、シャリフ・ルコンギからなるウルヴィントーレ。いつかルワンダで。