旅から旅へ

23日、ヴロツワフでの公演が今夜で終了。昨日から急激に気温が下がり出し、今朝から夜にかけてはマイナス16度にまで降下。帽子、防寒着を身につけても露出した顔が冷たさで痛む。日本では経験のない寒さの中、「11&12」に足を運んでくれた観客は真剣そのもの。咳もせず、物音もたてず、演技や音に向かい合ってくれ、ブルックの繊細なまでの演出が冴えをみせてくる。ブルックの本拠地、パリのブッフ・ドュ・ノール劇場からグロトフスキの本拠地、ポーランドヴロツワフでの公演を終え、明日からは舞台をロンドンのバービカン劇場に移す。新たな出会いを楽しみに旅が続く。




「11&12」の垂れ幕の下で役者たちと      マイナス16度の公園歩道、人影がない